

海鳥の楽園、”天売島”へ行ってきました。札幌と稚内の真ん中より少し上の羽幌町の沖30kmのところに浮かんでいる周囲12kmの小さな島です。
今回、出発の4日くらい前に台風7号が発生。なんという不幸、まさかの中止かぁ?と心配しましたが運良くコースとタイミングがはずれてくれたので無事に旅が出来ました。
2026 6/24 神戸⇒羽幌町(泊)
この日は羽幌町までの移動だけで自宅を朝5時過ぎに出発し札幌には10時過ぎに到着。札幌から羽幌までは特急バス移動になります。

今回のバスは初めて利用するので昼飯前に乗り場の位置を事前チェック。札幌駅から300mくらいか?5分くらいで場所確認終了。北海道で昼飯と言えば・・・
平日開店時間の11:00直前で10人くらい並んでました。大半が女性でした。


特急はぼろ号で留萌からは海岸線を走って3時間ちょっとで夕方に羽幌町到着です。この日は島に渡る船がもう終わっているので今晩は羽幌町に宿泊し、明朝の高速船で天売島に渡ります。
6/25 羽幌町⇒天売島(泊)
朝早くに起きて部屋の窓を開けると風がやや強くイヤな予感が・・・。7時過ぎに携帯に着信が・・。高速船欠航 😵💫。後続のフェリーは運航されましたがめっちゃ揺れました。過去の経験でワースト2の揺れ。でも運行してくれて良かった、欠航なら後の予定が全部総崩れになるところでした。




焼尻島(やぎしりとう)を経由して約1時間30分で天売島へ到着。
時化のため後続のフェリーで向かったので島への到着が当初の予定より遅れ、予約していた1つ目のツアーの集合時間まで10分ほどしか余裕がなかったので宿の女将さんにお願いして港で大きな荷物を港で引取ってもらいそのままツアーに参加と慌ただしいスタートとなりました。
西日本などは梅雨空が続くみたいですがこちらはいい天気です。上陸後、すぐにツアー参加ですが半袖でも結構暑いです、23~24℃くらいあったと思います。。
《ぐるっと天売島一周ツアー》AM 10:30〜12:00
その名の通り島の海鳥観察の主要な箇所を車で連れて行ってくれます。初めての訪問者にはもってこいの入門編ツアーです。

天売港 ⇒ 黒崎海岸 ⇒ 赤岩展望台 ⇒ 海鳥観察舎 ⇒ 観音岬展望台 ⇒ 天売港
天売港から黒崎海岸への道中、島のメインストリート?の説明(高校は古い木造校舎で冬は寒すぎて授業にならず鉄筋コンクリート造りの小中学校で間借り授業、コンビニ無いので**商店でお買い物、島で唯一の信号機がこれ!etc.)を受けながら10分足らずで最初の黒崎海岸へ到着。


黒崎海岸から赤岩展望台へは急な登りが続きます。後に自転車で島を何周かしましたが電動自転車でないとこの坂はまず凡人では登れません。島の一番高いところでは海抜170~180mあります。電動でも汗だくです。



この展望台では念願の一番会いたかった海鳥「ケイマフリ」とご対面~ん!

何気なくケイマフリ君を撮影してますが、実はそれほど簡単ではないらしいんです。
運が良かったんです。私たちの後の午後のツアーでは同じ場所にケイマフリが全く居なかったと後に知りました。ラッキーでした。




今回の旅で海鳥を写真に収めるにはスマホでは光学ズームが無いので厳しいのが分かっていたため、でかいミラーレスではなく思い切って古典的コンパクトデジタルカメラ(コンデジ)を奮発して買いました。30倍光学ズーム以外にもミラーレスと同等の機能が備わってます。買っておいて良かったぁ、 これスマホ撮影だと豆粒ほど大きさのケイマフリになるかデジタルで拡大しても見るも無残な超荒れた悲惨な写真になり旅の思い出としては最悪の記録になるところだった。
赤岩展望台でケイマフリ君達を見ることができて大興奮のあと次の海鳥観察舎へ。

天売島で見られる海鳥の種類がこのパネルで良く分かります。


このツアーの最終目的地、観音岬展望台です。

このツアー終了後にフリーで見学するためレンタル自転車で島のメインストリートを走っていると何か違和感が・・・
ありゃあ、オオセグロカモメが民家の玄関先を普通に闊歩(かっぽ)してます。

何とも言えないゆったりした時間・雰囲気ですなぁ。
そうして自転車で島中うろうろして夕方になり宿に戻り、本日最終のツアーへ向かいます。
《ウトウの帰巣ナイトツアー》PM 6:50〜8:30
このツアーは夜の帳(よるのとばり)が下りる頃、ウトウの大群が自分のねぐらのイタドリの群生地区に戻ってくるのを観察できるツアーです。この日は宿泊施設を18:50に送迎車で出発、10分ほどで赤岩に到着です。



ウトウも海鳥なので泳ぎは得意だけれども空を飛ぶのは苦手だそうです。我々の頭上スレスレをドタバタと不器用に降りてきている感じです。頭上ギリギリだと羽ばたきの音がすごいですし、衝突されないか少々怖いです。実際、過去に頭から血を流して宿に帰ってきた客がいたそうです(笑)。ゆったりと降りてくるというよりも自分のねぐら付近に墜落しているような感じです。我々の目の前のワンボックスカーの屋根に不時着しているウトウもいました。本当に愛らしい鳥たちです。

ウトウはイタドリの群生地の地面に穴を掘ってヒナを育てますが、今年は餌の小魚が少ないのかくちばし一杯に小魚を加えて帰ってくることがほとんどないそうです。温暖化などの影響でしょうか?それもあってか、今年はウトウも含めて海鳥全体にヒナの生育状況は悪いようです。
昼はケイマフリ、夜はウトウの大群を見ることができて初日はパーフェクトでした。
この後宿に戻って遅い目の夕食です。ジャーン!

6/26 天売島(泊)
この日は早朝の船で海鳥たちを観察するちょっとお値段高目のツアーに参加しました。オーストラリア人夫婦やバズーカ砲のような巨大レンズ搭載のカメラを持った人、スマホだけで臨む人など色々で10人位でした。

ガイドは海鳥専門かな?プロのカメラマンです。天売島の海鳥を知り尽くしている人のようです。


やはり海中のほうが動きが機敏で泳ぎが得意そうです。近づくと海中に潜って見えなくなります。

天売島にはクマ、シカ、キツネなどはいないそうですが蛇のマムシはいるので注意が必要とのことでした。島には病院がないのでもし噛まれたらドクターヘリかも?また、何年か前には人間の飼い猫などが野鳥を襲ってしまうことがあり、通常なら排除・駆除されるところ、いくつかの団体が協力して島全体の猫を全て一旦捕獲し、去勢手術を施してから島に戻すという大掛かりなことを成し遂げたそうで、現在は島内にどれくらいいるのか分かりませんが猫による海鳥への影響は無くなったとのことでした。すばらしい!




奥:オオセグロカモメ

この日は波が少々高い目だったので赤岩の根元までは船が近づけず、遠くからの望遠撮影となってしまいました。その場所から港へ引き返し始めて直ぐにガイドさんの声のおかげで海面から飛び立ち向こうからこちらへ低空で飛んでくるオロロン鳥2羽を見ることができました。突然だったので写真は誰も撮影できずでした。
このオロロン鳥ことウミガラスは一時13羽まで、絶滅直前まで減ってしまった鳥らしく、色々な保護の甲斐あってようやく300羽ちょっとくらいまで増えたそう。でもまだ少ない。下の写真のようなデコイを設置して呼び寄せる活動もしておられるらしい。

今回の船でのツアーの際にガイドの方が語られていたことでショックだったのが天売島で実際に起こっていることの一つに「漁網やポリタンクなどのプラスチックの漂着ゴミ」が多く、これは一つや二つの国ではなく世界的な問題で海鳥の生育環境にもかなり悪い影響を及ぼしており、このような問題に世界の首脳が気が付いていない?対応しようとしないとかなり怒りを込めて語られてました。更に最後には人類は恐らく100年後には滅びているでしょうね・・・とも。
私も今回の旅に来る前から地球上に人間さえいなければ温暖化を含め環境破壊起こす動物は他におらず、今のままだと人類は滅びるべきだと考えていた。まあお金もうけや他国の領土を奪ったり殺しあったりと、人間の悪い面ばかりが最近報道されるようになると余計にそう思うようになった。ケイマフリやウトウなどには何の責任もありませんから。どうしても弱い立場のところにシワ寄せがいってしまいます。あの可愛らしい姿を見ていると余計にそう思います。ガイドの人の強い訴えには非常に共感できますが悲しいことです。
6/27 天売島⇒神戸(帰)
最終日は早朝から自転車で赤岩まで行ってケイマフリ君に今一度会いたいと思い昨晩は計画していたんですが、残念ながら最終日の朝は雨。泣く泣く断念しました。
10:25発のフェリーで天売島を後にしました。
今回は焼尻(やぎしり)島へは上陸しませんでしたが機会があれば天売島と合わせて行ってみたいです。ちなみに焼尻島は断崖がほぼないので海鳥はほとんどいないみたいです。誰かが羊がいると言ってましたが、羊なら六甲山で見られるけど。変わった種類なのかな?
日付が変わる前には帰宅できました。全体的にはすごく順調な旅でした。

次の旅は定例の九州くじゅう連山PartⅢ(10月)の予定です。






























































































