昨年に続き秋のくじゅう連山へ行ってきました。
昨年と違うのはマイカーからレンタカーに変わったのでフェリーで神戸港から翌朝に新門司港へ上陸したあと門司のレトロ地区を半日探索してからレンタカーでくじゅう連山へ向かうことにしました。
10/28(火)AM 北九州 新門司上陸
朝7時過ぎに新門司港へ上陸し連絡バスでJR門司駅へ、JR在来線で門司港駅へ移動しました。この移動でいきなりやってしまいました。門司駅へ着くとすぐに「下関行き 普通」と表示された電車に飛び乗りましたが何故か、普通電車のはずが門司港駅などをすっ飛ばして下関まで直通で行ってしまい、同じ電車で門司駅まで戻るはめに・・・。少々時間を食いましたが門司港駅へ到着。


門司港レトロ地区なので古い歴史を感じさせる建物の見物はもちろんですが、最優先は関門トンネルを歩いて渡って下関まで行くことでした。

門司港駅から20分から30分ほど歩いたでしょうか、人道トンネルに入りました。


人道トンネルの長さは表示されている福岡県側と山口県側までの距離を単純に足し算すると780mでした。

少し海岸線をブラブラしたあと同じトンネルを福岡県側まで戻りレトロ地区を散策しました。

小生は学生時代から歴史(社会科)にはほとんど興味が湧かず歴史的背景は別にして、古い建物は和洋問わず”寂び”を感じさせるので大好きです。
門司港付近の名物と言えば”焼きカレー”が有名とのことで迷わず行きました。このジャンルの店はほぼインド人かネパール人と相場は決まっていますが例に漏れずそんな感じでした。

このあとJRで小倉へ移動しレンタカーで今宵の宿のある熊本県の前々から気になっていた「杖立(つえたて)温泉」に初めて訪れました。川の両サイドに旅館が立ち並び、旅館の横からは結構な量の蒸気が立ち上って雰囲気は抜群です。

いつ頃まで、あと何年この状態が維持できるでしょうか?何とか残してほしいものです。
10/29(水) 平治岳(ひいじだけ)登山
杖立温泉を早朝に立ち、車で1時間ほどのくじゅう連山の東側にある男池(おいけ)登山口から平治岳の山頂を目指します。

この登山には思わぬ罠が待ち受けていました。今まで経験したことのない状況が待っていました。登山道が不明瞭なんです。通常は登山者が歩いた跡や保全してくれている方がリボンなどの目印を付けてくれているのですが、なぜか所々リボンなどが見当たらず、また足跡も四方八方に散らばっていて(先人たちも迷っている証拠)どの方向に向かえば良いのかが分からないんです。その結果当然正規のルートから外れてとんでもなく歩きにくいエリアに迷い込み1m上ると30cmずり落ちるなどを繰り返して体力を必要以上に消耗し、登山断念か?と何度か頭に浮かびました。アプリ(ヤマレコ)を参考にして正規のルートに戻ろうとしますが、木々の影響かGPSの電波を拾うのにタイムラグがありなかなか戻れず、一旦戻っても再びルートから外れる、を繰り返しながらも何とか平治岳の麓までたどり付きました。

昨年訪れた「坊ガツル(ラムサール条約に登録)」湿地帯と法華院温泉が眼下に見えました。
麓から山頂までは迷うような登山道ではなかったので無事登頂できました。

結局、この日は下りも同じルートを通るのですがやはり迷いました。道が見えないんです。やはり色々な方向に先人たちの足跡が散らばっており、先人たちも苦労していたと思われます。ただ、登りの時よりも上から見下ろせる状況にあるため大きくルートを外れることなく何とか無事下山。このルートは二度と歩きたくないです。
この日と翌日は定宿の「守護神温泉」で連泊です。

あまりにも過酷なルート、登山となり温泉でしっかり温めても太ももの筋肉、左ひざが悲鳴を上げていたので翌日に予定していた更にきつい登山計画は中止にして、草千里ヶ浜横の低山、烏帽子岳に変更することにしました。同時に阿蘇山中岳の火口見学に5度目の挑戦です。

草千里ヶ浜から反時計回りに歩き始め、烏帽子岳に登頂したあと草千里ヶ浜にぐるっと円を描くように1周しました。ヤマレコアプリでは計画上2時間弱くらいでしたが1時間ほどで戻ってきました。低山に変更して良かった(ホッ)。でもやっぱり左ひざは下りで痛みがありました。
阿蘇中岳の火口は、天気予報では東風の予報だったので有毒ガスが流れてきてまたもや閉鎖かも?、と覚悟はしていましたが運よく見学できました。

この日は守護神温泉連泊の2日目なので終日部屋の風呂に入れるため、温泉三昧デーに変更して昼過ぎから温泉に浸かりまくりました。
10/31(金) 九州最終日 天気は☔
数日前からこの日は雨の予報だったので観光などで欲張らず、朝は当然温泉に浸かり、少し遅い目に宿を出発し、帰路の道中にあり事前に発見していた福岡の土産の「めんべい」の工場に立ち寄りました。「めんべい」って単純に明太子の味をイメージした菓子で1種類だけかと思いきや”鯛”味や”かつお”味などが発売されているのを初めて知り、”かつお”味を買ってみました。まだ食べてないので味は不明です。
夕方、新門司港からフェリーに乗船し翌11/1(土)の朝に神戸に帰還しました。
再来年くらいには大船山(たいせんざん)、三俣山、涌蓋山(わいたさん)の3山登ればくじゅう連山の主要な山は制覇できたことになると思うので何とか頑張るつもりです。ミヤマキリシマの咲く5月~6月が理想かな?
次の旅は来年3月のタンチョウ&流氷(北海道旅)の計画が着々と進行中。
















































































